2006年12月03日

Finland Cafe Presents@Jukkis Uotila Quintet LIVE at TOKYO TUC

IMG_0681.jpg

11月も最終日の30日、東京・岩本町ジャズクラブTUCで
フィンランドはもとより北欧の重要ミュージシャンでもある
Jukkis Uotila(ユッキス・ウォティラ)氏が
自身のクインテットで登場。
しかも今回は本業のドラマーとしてではなく、ピアニストでの
日本初のお披露目ライブ(と思われる)でした。

前日の29日午前に日本到着後、いきなりその日の晩にギグ。
やは強行スケジュールという予想は的中しました。
なんたって、フィンエアーの成田着が平日は水曜日だけですから。

メンバーはというと、アルバムの大御所メンバーとは
大幅に入れ替わり、本人とテナーサックス以外は
若手のプレイヤーを伴ってきました。
これも、シベリウス・アカデミーの教授である
氏の後進のプレイヤーを育てるという教育精神の賜物でしょうか。
そんなことはさておき、本日2セット入れ替えなしの
太っ腹ギグがきっちりとオンタイムで始まりました。

氏のこれまた予想外の渋〜い声の挨拶に始まり
オーディエンスのじっと見つめる中、
アルバムの一曲目、「Mellow Yellow」よりスムーズにスタート。
メローという文字通り、プレイする側も聴く側もリラックスしつつ、
なおかつ都会的な雰囲気を醸し出している名曲。
そして、パーカッションのソロを挟み、
怒涛のテナーサックスVSカルテットのバトルが炸裂。
こういう展開にしている構成が観客の心をつかむ業。
だいぶオーディエンスの気持ちもほぐれたところで、
3拍子の「Tranquility」に静かに滑り込む。
テナーサックスとピアノのユニゾンによって奏でられる
北欧をイメージさせる印象的なテーマが郷愁を誘う。
最後まで「静穏、落ち着き」の意味を反映した隠れた名曲だ。
1stセットは「Meninas」からを中心にプレイしてブレイク。

2ndセットは、旧作からのナンバーを交えながら進行しました。
当然、ドラマーとしてのアルバムなので、
アレンジがかなりされたものとして新しく生まれ変わっていました。
「Quiet Authority」、「Avenida」など。

ウオティラ教授はラテン・フレーバーが好みなのか
どの曲も、リズム・アレンジがひとひねりきいている。
いわゆる4ビートのリズムはほとんどなかった。
また曲名がポルトガル語になっているものもあるのも
ラテン贔屓の故だろうか。
アンコールでの「Avenida」は「通り=street」の意味など。

それにしても、セカンド・インストゥルメントとは思えないほどの
テクニックと素晴らしいタッチのピアノでした。
ベースとDUOのジャズのスタンダード「On Green Dolphine Street」
では、さすがハービー・ハンコックを研究しているだけあって、
目をつぶって聴いているとハンコック本人の
プレイと錯覚してしまうほどで驚きました。
CD帯にもある、ランディ・ブレッカー談には
妙に納得してしまいました。

終演後、サイン会が行われたので、
少し話をさせてもらいましたが、
1984年以来、なんと今回で12度目の来日ということでした。
なんでも、奥さんがフィンエアーのアテンダントなので、
世界中を飛び回ってきたと話をされていました。
どうりで日本のことが詳しいのですね。
プレイ中のアグレッシブな表情とはうって変わり、
素顔はとても人柄の良い穏やかで素敵な紳士でした。
こういう教授だからこそ、教え子に恵まれるのですね。
2日間の東京ショッピングの後、帰国されたようです。

今後の予定も要チェックのアーティストです。

★Jukkis Uotila Quintet  Nov.30,2006

・1st set
Mellow Yellow
Tranquility
Isla De Angeles
The Feel
Meninas
etc.
 

・2nd set
Quiet Authority(from 「Introspection」1983)
Piano Solo
On Green Dolphin Street  (piano & bass duo)
Avenida(from「Avenida」1987)
etc.
−Encore−

Mimosa Amarelo

 

 

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タグ:Finland
posted by terve111 at 20:04| ロンドン ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Finland | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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